顎関節で音がする方の治療法は?

口を開閉口した際に、顎関節で音がする、 いわゆる復位性円板前方転位の方の治療法について書きます。
①:普通に咬み合わせたとき関節円板は下顎頭の前方にずれています。
②:そこで、大きく口を開けていくとカクッと音がなって、関節円板は正しい位置に戻ります。
通常の方法で、口を閉じると、またカクッと音がして再び関節円板は前方にずれてしまいます。そこで、
図に示すように顎を前に突き出しながら口を閉じます。
③: 顎を前に突き出すようにして口を閉じていくと上下の歯があたるまで咬んでも、カクッと音がしません。この時、 関節円板は正しい位置にあります。そこで、上下の歯をすり合わせながら、少しずつ顎を後ろに戻していきます。後ろに戻しすぎると再び、 カクッと音がして、関節円板はまた、前にズレ落ちてしまいます。この時は、②に戻って②、③の動作を繰り返します。
④:カクッとなるぎりぎりの位置(円板整位下顎位)を認識し、 できるだけいつも、この位置に下顎を保持しているよう心がけてください。
①、②、③、④の運動を毎食後、5分間繰り返してください。 この運動を通して、円板整位下顎位を認識し、一日のうちで可能な限り長い時間、この位置に下顎を保持するように努めると、 円板周囲組織が安静となって、円板が前にズレ落ちなくなリます。その結果、口の開閉時、関節部で発生していたクリック音がが消失します。 昼間は、この療法で対応できるのですが、就寝時は、無意識状態となるため顎が後ろに落ち込んでしまいます。 そこで下顎を前方に保持する目的で下顎前方整位型スプリントをつけておやすみいただきます。(チャートでわかる顎関節症の診断と治療、 医歯薬出版 より図引用)
明日は下顎前方整位型スプリントについて書いてみます。
- 投稿者:andy
- 日時:00:10
comments