成長とともに前歯がかまなくなってきたのですが。

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成長とともに前歯がかまなくなってしまう症例(開咬)によく出会います。

このような症例の一例を図に示します。


Aは13歳時ですが口腔内を診てみますと13歳だと、通常、はえているべき第二大臼歯が萌えてこれずにいます。レントゲン写真を撮影してみますと、骨内に歯がひしめきあっていて、すでに萌えてしまっている第一大臼歯が正常な位置より骨から押し出されています。つまり、狭い場所に歯が萌えてこようとする力のために、すでに萌えている第一大臼歯が骨から押し出されてしまっているのです。

Bは15歳時を示します。咬む力が強い方では、咬むj力で臼歯の骨からの押し出しは抑えられるます。しかし、この症例のように咬む力が弱い方では、咬む力によって臼歯の骨からの押し出しが抑えられないため、成長とともに臼歯が骨から押し出されてしまいます。その結果、下顎が時計回りに回転して(奥歯に"アメ"をかんだ状態を想像してみてください。)前歯がかまなくなってしまいます。


このような症例では、早い時期に第三大臼を抜歯し臼歯部のスペース不足を解消してやる必要があります(MEAWを用いた矯正治療Ⅱ 佐藤貞雄著 参照)。

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