low angle class2の咬合再構築
この、骨格パターンでは、上顎臼歯部の垂直高径が増加せず上顎咬合平面が急傾斜を示しています。上顎臼歯が低位にあることから、咬合支持が喪失し、下顎は前方に適応できず、オーバーバイトが大きい下顎が後退した骨格性Ⅱ級の不正咬合になっています(a)。
治療では上顎臼歯部のディスクレパンシーはあまり大きくないことも多く、垂直高径を増加することが困難なため第三大臼歯や第二大臼歯の抜歯は通常おこないません。
上顎骨は水平的には余裕があり、前歯部には空隙が見られることも多いので、この空隙を閉じて唇側に傾斜した前歯を舌側に傾斜させます。
下顎の大臼歯は低位にある上顎大臼歯に適応して過剰に萌出している場合が多いので、圧下したり第三大臼歯を抜歯してできたスペースを利用して遠心に直立します。
圧下および遠心に直立した下顎臼歯とかみ合うように上顎臼歯を挺出させ、上顎咬合平面を平坦化します。これに伴い下顎は前方に適応してまいります。(b)(c)(d)。
さらに、上下顎の小臼歯部を挺出し垂直高径を増加させ咬合を安定化させます(e)。
(MEAWを用いた矯正治療Ⅱ 佐藤貞雄著 図参照)
- 投稿者:andy
- 日時:00:10
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