上顎前歯の役割は??

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下顎前歯は機能を考慮して、、閉口時に下顎の前歯の歯軸方向に力が作用するように、下顎頭の蝶番軸と下顎前歯の切端とを結ぶ線(closing Axis)に対して垂直に配置します。前後的にはA点とPogを結ぶAPOラインより約3mm前方、また上下的にはXiポイントとリップシール(上唇と下唇が接する点)を結ぶ線上に切端が一致するよう配置します。

適正に配置した下顎前歯を基準に上顎前歯を配置します。上顎前歯はAPOラインより4-5mm前方に位置させます(A)

下顎の前方運動に際しては、上顎前歯の舌面を下顎前歯の切端が滑走して臼歯が離開しますので、上顎前歯舌面の傾きが非常に重要となります。上顎前歯舌面の傾き(OG:Occlusal Guidance)は矢状顆路角(SCI:Sagital Condylar Inclination)と密接に関連しています(B)。OGは常にSCIより大きく日本人のSCIの平均は約44°、OGは、平均で約54°となります。

OGがSCIより15°以上、急になると、前方運動において、下顎の後退が誘発され、関節円板は前方に移動し、顎関節でクリック音が発現しやすくなると考えられます(C)。 (MEAWを用いた矯正治療Ⅱ 佐藤貞雄著 図参照)。

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